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Topcolumnコラム/上海賃貸ベターハウス第1回

■ベターハウスの不動産仲介業者の「ホンネ」第1回:住宅需要の多様化

世界一の日本人数を誇る都市・上海
近年、上海における日本人数の増加傾向が続いている。最新の統計では、07年10月1日現在の上海における日本人数は4万7731人(外務省領事局政策課「海外在留邦人数調査統計」)で、永住者を含まない長期滞在者数では、ロサンゼルスやニューヨークを抜いて世界第1位となった。実際には、統計に載らない日本人の数も多く存在し、7万人から8万人、さらには瞬間的には10万人の日本人が上海に滞在しているともいわれている。上海は、世界で最も日本人を抱える都市であるといっても過言ではない。
 
滞在スタイルの多様化
90年代以降、上海の日本人数の安定した増加傾向にあわせて、日本人を対象とする不動産賃貸仲介業者の数が急増した。正確な数は不明だが、日本で賃貸仲介事業を行っている大手不動産企業から中国人のみのローカル企業をあわせると、現在、相当数の仲介業者が存在するものとみられる。

 一昔前は、仲介業者が日本人あるいは日系企業に対して、サービスアパートあるいはセキュリティ機能が整った高級住宅(多くは中国人が投資した物件)を紹介し、一定の仲介手数料を支払うというのが一般的なビジネススタイルだった。この背景には、多くの日系企業は、駐在員に何かあったら困る、というリスク回避の意味をこめて「安心・安全」を求めていたことと、駐在期間が3年から5年という比較的長期の日本人が多かったことなどが挙げられるだろう。

しかし、最近は、日本人数の増加にあわせて、滞在スタイルも多様化する傾向にある。上海―日本間のアクセスがよくなったこと(例えば、羽田-虹橋間の就航)、短中期プロジェクトの増加、駐在員の住宅予算の削減、現地採用者の増加、交通手段の多様化、住宅クオリティの向上、生活利便施設の充実など、日本人の滞在スタイルを複雑に多様化させる要素は枚挙に暇がない。

それに従い、日本人からの住宅に対するニーズも多様化してきている。短期賃貸可能なサービスアパートや中低賃料の住宅に対するニーズの増加や日本人の少ない物件を好む傾向など、滞在スタイルにおける空間的・時間的な志向の変化が生まれている。上海における長期滞在者のイメージは、もはや「駐在で3年から5年、サービスアパートか高級住宅で暮らす」というものではなくなった。

 

「伝統型」から「多様型」へ
日本人の滞在スタイルの多様化は、長期滞在を前提とした高級物件の賃貸仲介サービスに対する需要を押し下げる圧力になる。従来通り、これに対する需要は見込めるものの、順調に需要が伸び続けるようなものではないだろう。一部では顧客の奪い合いがはじまっており、競争激化の様相が見られる。

現在、日本人の多様性に対応するようなビジネス展開が避けて通れなくなってきているのは間違いないだろう。「伝統型」の賃貸仲介サービスに加え、「多様型」の中でどの方向性を模索するか――世界一の日本人数を抱える上海において、林立した仲介業者の模索が続く。

第1回:住宅需要の多様化  

第2回:アフターサービスの限界?  

第3回:不動産仲介業者の便利屋化  

第4回:駐在員の仲介需要の低下圧力  

第5回:最近の分譲住宅市場の動向  

第6回:待てば下がる、下がれば待つ

 

情報提供:ベターハウス上海

[住所] 上海市静安区北京西路1701号 静安中華大厦703室
[電話] 021-5404-5318
[E-mail]       info@betterhouse.jp

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一昔前の企業のマーケティングでは、製品やサービスを作ったあとにどう販売していくのかという点に注力されていました。企業が製品を欲しがっている顧客を探すために広告やセールスに力を入れていましたが、現在は・・・

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